Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第30章 僕達の貯金箱
アーンをしたバブー智が俺のナニをパクッとくわえ、チュパチュパと音を立てて吸い始める。
いつもと変わらない行為なのに、どこか違って感じるのは、智が赤ちゃん化してるから…なのか?
まあ、どちらにせよ気持ちいいのには変わらないんだけどさ(笑)
「さとちゃん…、パパのおしゃぶり美味しい?」
「うん…、おいちぃ…よ…。パパは…? さとちゃんの…おいちぃ?」
「うん、美味いよ…、すげぇ美味い…」
でもなぁ…、なんか違うんだよな…
確かに気持ちいいし、赤ちゃん化した智は可愛い。
でもさ…、“でも”なんだよ…
「なあ、智…?」
智の口からナニを引き抜き、身体の向きを変えて、キョトンとする智を見下ろす。
「しょ…ぉ…くん…?」
「やっぱさ、普通にシねぇ?」
「どう…して? だってパパになる練習は?」
「練習は…さ…、必要かもしんないよ? けど、今じゃなくてもよくね?」
いずれ俺達に里親にるだけの資格が得られた時に…、その時だって遅くない筈だ。
第一、里親になりたいって気持ちが変わらなかったとして、俺達が実際に里親になれるかどうかもまだ分からない。
もし里親になれなかったとしたら…
いや、おそらくはなれると思う。
でもさ、やっぱり俺は…