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Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】

第25章 俺達のスケジュール帳


店の戸締りをパパさんにお願いして、俺達がマンションに帰り着いた頃には、時刻はもう夕方を過ぎていて…

「風呂も良いけど、先に夕飯にするか…」

軽く摘んではいたものの、後片付けやらなんかで動いたせいか、腹が減った…

「そうだね。俺、準備するよ」

和が帰り途中で買った惣菜やら弁当やらのパックをテーブルに並べる。

普段は滅多にないことだけど、たまにはこんなのもアリだ。

「今日はお疲れさんな?」

「潤こそ、お疲れさま」

ビールは風呂上がりに残しておいて、俺達はお茶で乾杯を済ませると、それぞれ弁当のパックを開けた。

「いただきま…」

二人で手を合わせ、いざ弁当に端を付けようとしたその時、俺のスマホにLINEの通知音が響いた。

「誰から?」

「翔さんからだ…」

「翔ちゃん? ねぇ、ひょっとして?」

和の言いたいことは分かる。

俺はLINEを開くと、翔さんからのメッセージを確認した。

「なんて?」

和の目が期待に輝く。

「ねぇねぇ、なんて言ってきたの?」

珍しく前のめりな和。

そりゃそうだ、俺だって気になるんだから。

「翔さん、超気に入ってくれたみたい」

「マジで?(笑)」

だって、翔さんからのLINEには

『来年の誕プレも同じ物を頼む』

って書いてあんだからさ(笑)

しかも写メ付き!

細マッチョな肉体美を誇示するようにポーズをとる翔さんと、その後ろには…(笑)

「喜んで貰えたみたいで良かったな?」

「うん」

来年の誕プレ、悩む必要もなくなったしな(笑)
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