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Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】

第25章 俺達のスケジュール帳


「あのね、これすっごく大変だったんだよ?」

「へぇー、凄いな…」

「ね、美味しい? あ、僕が食べさせて上げようか?」

「ばか、いいよ人前だし…」

「いいからいいから♪ はい、あーんして?」

「お、おう…」

終始ラブラブモード全開の二人に、周囲はドン引きこそしないものの、若干笑顔が引き攣り気味で…

「あ、そうだ翔さん、これ俺らからのプレゼント」

俺は空気を変えるべく、準備しておいたプレゼントの袋を翔さんの前に差し出した。

袋の中には、例の小瓶と、追加で購入した“ある器具”が入っている。

“ある器具”ってのは、簡単に言えば“自動ピストン器具”的な物で、先端には玩具の取り付けも可能だし、ピストン速度の切り替えだって可能だ。

実際試したことはないが、ネット動画で視た限りでは、中々興味深い代物だ。

あれを智に使ったら…

想像しただけでニヤケが止まんなくなりそうだぜ(笑)

「お、悪いな。開けてもいいか?」

翔さんが袋を受け取り、リボンを解こうとする。

でも俺はその手を止めた。

「楽しみは家までとっといたらどうだ? な、和?」

「う、うん…。その方がいいと思う…」

流石に“あんな物”を公衆の面前に晒すのは、気が引けるし、何より翔さんと智の名誉のためだ。

二人が毎夜“あんな物”を使っていると思われたら、やっばりね?
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