• テキストサイズ

Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】

第25章 俺達のスケジュール帳


和也side


まさかもまさかだよ…?

潤のことだから、絶対マニアックな物だとは思ったけど、まさか催淫剤とは全く想像もしてなくて…

しかももしかもだよ…?

俺の了承を得る前に試用済みなんてさ…

もう、どうしてくれんのさ、コレ…

って、恨み言を言ってる余裕すら、俺にはなく…

ましてや今自分が置かれてる状況を、それこそ正確に判断を出来る程、正常でもない。

俺の脳内を駆け巡るのは、ひたすら“挿れて欲しい”ってことだけ。

だから、椅子の上に乗っけられて、両足が肘掛けに引っ掛けられた時には、もうどうして良いのか分からずに…って言うか、我慢出来ずに、

「ああっ…、早く触って…ぇ…」

なんてさ、普段なら絶対言わない(俺が覚えてないだけかもしれないけど…)台詞を口走ってた。

その瞬間、チカチカとする視界の中で、潤がニヤリと笑ったのが見えた(…ような気がする)

「くくく、そんなこと言われたら、リクエストにお応えしないわけにいかないよね?」

濃いけど…、涙のフィルターでちょっとだけ薄まったけど、やっぱり濃くて…、でも超格好いい顔が近付いてきて、尖った舌先が俺の唇を掠めた。

瞬間、俺の心臓がありえない速度で脈打ち始め、身体が期待にブルリと震えた。
/ 628ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp