Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第25章 俺達のスケジュール帳
はあ…、と一つ息を吐いて、俺は残りのパスタを口の中に掻き込んだ。
じっくり味わってる余裕なんてないよね…、ただでさえ濃い顔を更に濃くしてキラキラ目輝かせられちゃったらさ(笑)
たださ、試すのを了承したものの、いざ自分が使うとなれば、やっぱり“物”自体がとんな物なのか気になるわけで…
俺は口をモゴモゴさせながら、
「で? 何を注文したの?」
って、キラキラ顔の潤に問いかけた。
そしたら、だよ?
潤ってば、急にヒリヒリ感出して来ちゃってさ…
一気に不安になった俺は、空になった皿を手に、そーっと椅子から立ちあがつた。
でもその時、
「えっ…、あっ…、何…これ…」
急に膝がクタンと崩れて、俺はその場にペタンと尻もちをついた。
「ちょ…、なんか…身体…変っ…」
やたらと顔が火照るし…、ううん、顔だけじゃない。
全身が熱くて…、でもって目の前がチカチカして…
一瞬、ワインの飲み過ぎを疑ってみたけど、明らかにアルコールが原因とかじゃない。
「ね…じゅ…、何した…の…?」
手を触れることなくムクムクと起き上がってくる中心を、プルプルと痙攣したように震える膝を擦り合わせて隠し、俺は一人したり顔の潤を見上げた。