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Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】

第24章 僕達のカレンダー③


って、智にちゃんと伝えたい。

けどさ、口よりも身体…いや、分身(?)の方が若干対応が早かったみたいで…

いまだ智に包まれたままの”俺、帝王”がドクンと脈打った。

「えっ…、えぇっ…?」

「ハ、ハハハ…ハ…」

泣き顔から一転、目を丸くして俺を見上げる智に、俺は苦笑いを浮かべるしか出来なくて…

「ま、そう言うことだから…さ、もう一回戦いっちゃう?」

「えっ…? あっ…、あっ…、やんっ…」

俺は智の返事を待つことなく、腰を振り始めた。

「さと…、今度は一緒にイクから…」

「う、うん…!」

身体を揺さぶられながら頷いた智の手が、自然と中心に伸び、普段は器用な筈の指先が、なんともたどたどしく動き始めた。

「ん…、はぁっ…、気持ち…イィよ…ぉ…。ね、しょ…く…は…? 気持ちイイ…?」

当たり前のことを、当たり前のように問いかけてくる智に、俺は当たり前だが、

「当たり前だろ?」

と答える。

つか、それ以外に答えなんてないし(笑)

そもそも、俺達の間で確認作業なんて必要ないし、なんなら言葉だっていらない。

お互いの触れ合った部分や、繋がってる部分から、相手がどんだけ感じてんのか、ひしひしと伝わって来るから。

でも、あえてそれをしてくるのは、やっぱり俺の誕生日だから…なんだろうな。
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