Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第24章 僕達のカレンダー③
俺は白い染みが点々と着いたパンツを、ズンッと智の目の前に突き出した。
「あっ! それ僕の…」
俺の手からパンツを奪おうと、智の手が伸びる。
でも俺はそれをひょいと交わすと、伸びてきたその手を掴んだ。
「なあ、智? もう一度よ~っく考えてみ? 今日…つか、昨日の昼間、お前は一人で何してた?」
「んと…、だからそれは…」
くくく、困ってる智って、どうしてこうも可愛いんだろうな?
ついつい意地悪したくなっちゃうんだよな(笑)
「自分だけ気持ちイイことしてたんじゃないのか?」
「うっ…」
図星…
「だ、だってさ、寂しくなっちゃったんだもん、仕方ないでしょ?」
からの、逆ギレか(笑)
俺はプッと膨れた智の顔を両手で挟み込むと、額と額をピタッとくっつけた。
「なあ、見せてよ。智が一人でシテるとこ」
「えっ…、や、やだよ…」
途端に茹蛸状態になる智を、今度はそっと抱き締める。
そして耳元に口を寄せ、
「俺への誕プレだと思ってさ…、いいだろ? 一回でいいからさ。な?」
息を強めに吹きかけながら囁いた。
耳への刺激に弱い智は、たったそれだけで身体をビクンと震わせる。
そして茹蛸以上に顔を赤くして、
「一回…だけだからね…?」
潤んだ目で俺を見上げた。