Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第24章 僕達のカレンダー③
「あ、あのさ…智…?」
「もう翔くんたら、一日に何個も使うからすぐ無くなっちゃぅんだよね…。だから今日はお得用にしてみたんだけど…、イボイボが良かった? それとも匂い付きの方が…?」
ハ、ハハハ…、やべぇ、俺の思考追いつかねぇ(笑)
つか、ゴムがすぐなくなるのは俺だけのせいか?
智だって、「もっとちょうだい」なんて可愛く強請ってくるくせに…?
「翔…くん? お徳用…嫌だった?」
苦笑いを浮かべる俺を、困り顔の智が覗き込む。
俺はその智のぷっくりほっぺを指で摘むと、僅かに歪んだ唇にキスを落とした。
お徳用?
ふん、上等じゃねぇか(笑)
俺は智を軽々抱き上げると、寝室のドアをバーンと開け、ベッドに智をポーンと放り投げた。
「翔…くん?」
一瞬、怯えた顔をする智。
でもその揺れる目の中には、しっかりとした欲の色が見え隠れしている。
「お前さ、昼間一人で何してた?」
「昼間? んと、おりょーりして、それからパパさんトコ行って、潤のお店でコーヒー飲んで…、それから…」
「バカ、そういうことじゃなくてだな…」
俺は寝室に智を一人残し、バスルームに向かった。
そして洗濯機の中から、汚れたパンツを取り出した。