Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第23章 僕達のカレンダー②
身体(特に下半身が…)はスッキリはしたけど、モヤモヤ〜っとした気持ちまでは晴れず…
僕は汚れたパンツを洗濯機に放り込み、コートを羽織り、外に出た。
「う〜、寒い…」
玄関を出た途端吹き付けて来る冷たい風に、僕は思わず身体を震わせた。
それにすっかり日も暮れて真っ暗だし…
あ〜あ、こんなことならさっきお買い物に出た時に、ついでに買ってくれば良かった…
もう必要なくなっちゃうかもしれないけど、“もしかしたら”ってこともあるから、一応用意だけしとかないとね?
ってことで、行き付けの薬局に来てみたはいいけど…
「う〜ん…、どれにしよっかなぁ…」
匂い付きもいいけど、イボイボも捨て難いし…
種類が多過ぎて迷っちゃう。
でもなぁ…、今月はお財布もピンチだし…
やっぱり、一番量が多くて、お値段も一番お手頃なのがいっかな。
こんなに使うかどうかわかんないけど…
僕はお徳用3個パックを手に取ると、それを手にレジに向かった。
もう何度も買ってるから、恥ずかしいとかはないけど、どうしても挙動不審になっちゃうのは仕方ない。
僕は中身が見えないようにご丁寧に紙袋に入れてくれたゴムを抱えお店を出た。