Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第16章 僕達のバースデーソング②
翔side
誕生日まであと数日…
なのに俺と智との関係は、相変わらず冷え込んだまま。
日の丸弁当に始まった智の節約生活は、日を追う事にハードになり…
とうとう家の照明全てがロウソクに変えられた。
ここまで徹底しるからには、智にもそれなりの考えがあってのことだと思うけと…
流石にやり過ぎじゃね?
だって会社より家の方がストレス溜まるって、有り得ないっしょ(笑)
まあそれでも、エッチするにはロウソクも悪くないけどね?
(注:決して変なプレイに使用するわけではない!)
そう、どれだけ会話がなくても、身体と身体のコミュニケーションだけは欠かさない俺達です(照)
ただ、ここでも智の節約はあるわけで…
「今日はゴムいらない…」
「えっ、でもお腹痛くなるから、生はイヤって言ったの智だろ?」
「そうだけど…、勿体無いでしょ?」
いやいや、後でシャワーする方がよっぽど無駄だと思うんだけど…?
「ま…、智がいいならいいけどさ…」
「うん、僕は平気。それより翔くん…、すっごく甘い匂いする…」
俺の胸に鼻先を埋めて、鼻をクンとさせる智…
やばっ…、バレたか?