• テキストサイズ

Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】

第16章 僕達のバースデーソング②


和也side


「で? どうするの?」

相変わらずだだっ広いベッドの上で、今にも俺の上に跨ろうとする潤に聞く。

だってそうでもしないと、話そっちのけになっちゃいそうだからさ…

「どうするもこうするも…。頼まれた以上、断れないだろ?」

「そうだけど…。んぁっ…」

ほか事ばかり考えている俺の首筋に、潤が噛み付く。

痛くないよ?

痛くはないけどさ、何も噛み付くことないじゃん?

「あ、あのさ…、俺考えたんだけどさ…、んんっ…」

「後でいいじゃん。な?」

“な?”じゃなくてさ…

「もうっ…、後でって言ったらホントに後回しになっちゃうでしょ? だから今話そ?」

だって智の誕生日だよ?
翔さんからのお願いなんだよ?

「後でちゃんとさせて上げるから。お願い」

「分かったよ…。その代わり、今日は2回戦させて貰うからな?」

うっ…
俺の腰、もつかな…

なんたって、潤の1回って、やたら長いし…、そこへきて2回もってなると…、不安しかない。

でも仕方ない…よね…

智と翔さんのためだもん。

ええーい、2回でも3回でもかかって来い!

…とは、とても言えないけど(笑)

「分かったよ…。えっとね、俺が考えたのはね…」

潤を押しのけ、ベッドの上に胡座をかいた俺は、さっき思いついたことを潤に話した。
/ 628ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp