Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第15章 僕達のバースデーソング①
結局、なんだかんだ言いながらも僕たちは玄関でエッチしまくり…
硬い床の上に寝転がっていた翔くんは、
「背中痛てぇ…」
と、背中を摩り…
翔くんの上でえっちらおっちら腰を振り続けた僕は、
「僕も…、お尻痛い…」
翔くんの吐き出したモノで濡れたお尻を摩った。
ホント、翔くんたらどうしちゃったのかしら…
いくらご無沙汰だったからって、ちょっと絶倫過ぎない?
そりゃさ、嬉しいけどさ…
嬉しいんだけど、纏めて…ってのはちょっとねぇ…
うーん…、それじゃ僕の身体がもたない。
「風呂…行く?」
「うん、連れてって?」
流石に二日連チャンでお腹壊してたら、僕ホントに骨と皮だけになっちゃうもん。
アレと一緒にアルコールも出てしまったのか、すっかり酔いの冷めた翔くんに抱っこされてお風呂に入った僕は、冷蔵庫に仕舞ったケーキの存在なんてコロッと忘れ…
「もうダメ…、寝る…」
ホントはさ、いっぱい話したいことあったのにさ…
バイト先が倒産しちゃって、無職になっちゃったこと、それとパパさんが僕に何の連絡もなくお休みしちゃってること…
翔くんに話したかったのにな…
でもやっぱり睡魔には勝てない僕は、翔くんもろともベッドへダイブ。
あーあ、明日からどうしよう…
なんて考えてる余裕もなく夢の世界へ…