Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第15章 僕達のバースデーソング①
うぅ~、このままじゃ僕、ホントにぺしゃんこになっちゃうよ…
「ね、ねぇ…、重いよ…ぉ…」
なんとか押し退けようと必死で藻掻くけど、酔っぱらった翔くんに僕が適うわけなんてなくて…
「お願い…だから…」
「くく…、じゃあ智が上になる?」
「う、うん…、そうする…、って、えぇっ?」
なんて驚いてる間もなく、形勢は逆転。
僕の身体は軽々持ち上げられて、気付けば翔くんの上に馬乗りになっていた。
「これなら重くないれしょ?」
「う、うん…」
確かに重くもないし、潰されそうに苦しくはないけどさ…
なんか…、超恥ずかしい…(照)
だって、翔くんのコリッと固くなったアレが、僕の丁度お尻に当たってて…
ちょっとまだ痛いけど、でもワクワクしちゃってる。
その上、
「さ~と~し、したい?」
なんて言われちゃったらさ、”お尻が痛い”だの”お腹が空いた”だの言ってられなくて…
「うん♡」
って言うしかないじゃん?
だってクマさん(あ、エプロンのね)が、ゾウさんになりかけてるんだもん。
「ベッド、行く?」
「ううん…、このままでいいから、早くちょうだい?」
僕はゾウさんみたくなったクマさんのエプロンを捲り上げると、ジーンズのチャックを下して、僕のゾウさんを取り出した。