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Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】

第15章 僕達のバースデーソング①


お昼を過ぎて、漸くお腹の調子も良くなってきた僕は、ズンと重たい腰をスリスリしながら、バイト先に向かった。

お休みの連絡は翔くんが入れてくれてるけど、僕は毎月決まった額のお給料が貰える翔くんと違って、お仕事しないとお給料貰えないんだもん。

ちょっとでもお仕事して、翔くんに負担かけないようにしなきゃ…

ってのは言い訳で、ホントはバイト先でしてくれるお誕生日会が気になってたんだ。

そりゃ勿論、翔くんにお祝いして貰うのが、一番嬉しかったりするんだけどさ、やっぱ楽しみじゃん?

ケーキがあって、ろうそくフーッてして、プゼレント貰って…

こんな楽しいこと他にある?

もう毎日がお誕生日でもいいくらいだよ♪

「おっはようございま〜す♪」

ルンルン気分でドアを開ける。

でも事務所には誰もいなくて…

あれ、なんで?
僕、来るトコ間違えた?

もう一度外に出て看板を確認するけど、やっぱりそこは僕のバイト先で…

僕は首を傾げながら、すぐ隣にあるスタジオのドアを開けた。

(あ、僕今体操教室のお手伝いのバイトしてんの♪ って言っても相手は幼稚園児と母ちゃんよりも年上のおばちゃんばっかなんだけどね?)

でも誰もいない…

おかしいなぁ…、今日お休みの筈じゃないんだけど…
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