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Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】

第14章 僕達の勘違いな日常


智side


あ~ん、もぉどしたらいいの?

ギリギリ母ちゃんに、僕が翔くんにスッポンポンにされてる現場は見られなかったものの、母ちゃんてば案外カンが良いんだよね…

だから僕のこの恰好見て、変に思ったりしないか心配…

「か、母…ちゃん…?」

あ~、ドキドキするよぉ…

「よく似合ってるわね(笑)」

へ?

「そ、そ、そ、そぉ…?」

「うん、我が子ながら可愛いわ♡」

ホッ…、よかったぁ、母ちゃん全然疑ってないみたい。

それどころか僕、可愛いって言われちゃった♡

「あ、そうだ、ちょっと待ってて?」

母ちゃんは何かを思い出したのか、手をポンと叩くと、奥の和室へと入って行った。

「何だろ…?」

「さあ、僕にも分かんない」

僕たちは顔を見合わせると、二人同時に首を傾げた。

その時、

「智、ちょっと手伝ってちょうだい」

と和室から母ちゃんが僕を呼んだ。

でも僕…今ちょっと無理かも…

「いいよ、俺が行ってくる」

「うん、お願いね」

流石翔くんだ、男らしいや♡

「あら翔くん、悪いんだけど、この奥の箱出してくれないかしら」

母ちゃんが押し入れの奥を指差して、翔くんに命令する。

もぉ、母ちゃんたら僕の翔くんをこき使っちゃって(笑)

気分はすっかりお婿さんだね♪
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