Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第14章 僕達の勘違いな日常
「なぁんだ、僕のじゃないのか…、残念…」
自分への土産じゃなかったと知ってガッカリしたのか、智がリビングへと戻って行く。
つか、もしかしてとは思うけど、智…お前、”着たかった”なんてことは…あるかも?
ククク、良いこと思いついちゃったよ、俺♪
「智、本当は当日まで内緒にしておこうかと思ったんだけどな?」
俺はつい数秒前に袋の中に押し込んだスーパーウーマン風衣装を取り出すと、智の前に広げて見せた。
「それがどうしたっていうの?」
「だーから、ハロウィンだろ? お前、コスプレしたいいっていってたの、忘れたのか?」
「そうだけど…、えっ…、まさか僕にソレを着ろって?」
おっ、智のくせに随分と察しが良いじゃねぇか(笑)
「そのまさかだよ? ほら、服脱げ」
「え、え、ちょっと待って…」
ククク、待てと言われて素直に待つ馬鹿がどこにいるんだっての(笑)
俺は逃げようとする智をとっ捕まえて、頭からシャツをスポンと引き抜いた。
「やん、エッチ…」
上半身裸になった智が、両手で胸を隠して蹲る。
でも俺は構わず両足首を掴むと、今度はデニムのハーフパンツを下着ごと引き抜いた。
「いや~ん」
今度こそ全身スッポンポンになった智が、胸と股間を押さえて床に丸まった。