Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第12章 僕達の休日の過ごし方
「あっ、あんっ…、いい…、そこ、もっと…」
狭いバスルームに、僕の超絶可愛くてセクシーな声と、翔くんの男らしい(?)荒い鼻息、それから肌と肌がぶつかる音が響く。
う~ん、バスルームって音が響くから、テンションめっちゃ上がるんだよね♪
あ、でもあんまり大きな声出したら、ご近所さんに丸聞こえかも!
やだ、恥ずかしいじゃん…
僕は咄嗟に口を両手で塞いだ。
でも翔くんが腰の動きを緩める筈もなく…
「しょ…く…、ベッド…いこ…?」
ここじゃ思う存分声も出せないし、狭いからアチコチぶつけるし…
現に僕、もう何回か頭壁にぶつけてるし(>_<)
「ね、お願…い…?」
「仕方ないな…。その代わり…簡単にはイカせてやんないから、覚悟しとけよ?」
えっ、それはどういう意味…なんでしょうか?
頭の上に?マークが無数に浮かぶ。
でもその意味を考えてる余裕なんて僕にはなくて…っていうか、そもそも与えられてない!
翔くんと繋がったままの僕の身体はヒョイと持ち上げられ、僕は慌てて肩ごしの翔くんの首に腕を回した。
「すげ(笑) 鏡見てみ? 丸見えじゃん?」
「えっ…? 何言って…、えっ、あっ…、やだぁっ…!」
翔くんに言われるまま鏡に視線を向けた僕は、そこに写った姿を見てギョッとした。