Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第12章 僕達の休日の過ごし方
何をされるんだろう、って期待と不安が入り交じった複雑な心境のまま、肩越しに翔くんを振り返る。
一瞬目が合った翔くんは、僕のお尻を見下ろして、ニヤリと笑った。
もうこうなると嫌な予感しかしない。
「はぁ…」
僕はわざと翔くんに聞こえるように盛大な溜息を一つ落とすと、目の前にあったお風呂用の椅子を両手で抱え込んだ。
さあ、どこからでもお好きにどうぞ。
覚悟を決めた僕は、全身の力を抜いた。
するとそれを見た翔くんが、ププッと吹き出し、僕の腰を両手で掴んで高く持ち上げた。
やだぁ、そんなことしたら…中まで丸見えになっちゃう!
と、思ったのも束の間…
何の予告もなく僕のお尻に翔くんの太いナニがズブズブと挿って来て…
「ひっ…あぁっ…、そんな…イキナリ…っ…」
僕の口から、悲鳴のような声が漏れた。
それに翔くんの支えがなかったら、僕はそのまま滑ってスッテンコロリンするところだったし…
「すげぇ…、何もしてないのに全部挿った…」
そりゃそうでしょ…
もうこの休みの間中、寝るか御飯食べるか以外の時間は、殆どと言っていい程、セックス三昧なんだから。
もう何回ヤったかも分かんないだからさ…
そりゃ僕のキュッと締まったお尻だってガバガバになるに決まってんじゃん。