Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第12章 僕達の休日の過ごし方
寝室に立て篭もった僕は、いつもは二人で寝る筈のダブルベッドに大の字になった。
大体さ、このベッドだって、元々は二人で寝るために大きめのサイズ選んだのにさ、今じゃほぼ翔くんが独り占め状態。
僕なんて、いっつも端っこの方でちっちゃくなって寝てるんだから…
たまにはいいよね、僕が占領したって♪
いっそのことソファーで寝て貰えばいいもんね?
だってソファーだって、いっつも翔くんがゴローンてなってて、僕の座るスペースなんて、全然ないんだから。
フンダフンダ、翔くんなんてもうフンなんだからね!
僕はいつもよりも広々としたベッドの上で、手足をバタバタさせた。
でも直ぐにやめた。
だって折角シーツ変えたのに、ホコリが立っちゃうんだもん。
ってゆーか…
お腹いっぱいになったからかな…
それともここんとこ昼夜問わずエッチしまくりだったから、疲れが溜まってるのかな…
なんだか僕…、眠たくなっちゃった…
「ふぁ〜あ…」
少しだけお昼寝しようかな…
だって起きてたら、また翔くんに何されるか分かんないしさ…
うん、ちょっとくらいいいよね♪
僕は手足を思いっきり広げると、枕にボフッと顔を埋めた。