Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第11章 大人な俺達の複雑な心境
で、夜通し子作り励んだ結果、俺も松岡さんも風呂に入ることも忘れて眠りにつき…
「う~っ、おもっ…」
肉布団の如く俺に覆い被さったまま眠る松岡さんの重みに目を覚ました。
良かったよ、ゴムしといて貰って…
ってか、マジで重い。
松岡さんて、一見すると痩せて見えるんだけど、実は…っていうか、けっこうガッチリしてるから、重たいんだよね…
こんな風に、熟睡してる時は特にね。
俺は松岡さんの下敷きになりながらサイドチェストに手を伸ばすと、二つ並んだスマホのうちの一つを手に取った。
和はもう起きてるかな…
多分夜まで会えないだろうから、メールだけでも…
と思いながらLINEを開くと…
そこには、俺特製の”ピカ〇ュウケーキを手に、ニッコリ笑う和の画像があって…
「おっ、和の奴喜んでくれたみたいだな♪」
もう子供じゃないんだから、って怒るかななんて思ったけど、やっぱりこれにして正解だったな。
あ、でも子供の頃みたいに”可哀想”なんて…流石にもう言わないか(笑)
よし、返信返信♪
俺は松岡さんが寝ているのも構わず鼻歌を歌いながら、キーパッドを開いた。
でも…
「ん…? ちょっと待てよ?」
せっかく開いたキーパッドを閉じ、和から送られてきた画像を開いた。
「ん…? んんん…? これってまさか…!」
そして不器用な手付き画像を拡大すると、食い入るように画像を見返した。