Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第9章 僕達の危険(?)な夜
「で、どうすればいいの?」
後処理を済ませ、パンツをしっかり履いた和が言う。
あっ、そうだった!
寝込みを襲った狼さん達に仕返しするんだったっけ…
「ん、とね…」
僕はお布団のカバー(敷布団はグチャグチャで使えないから掛布団のね)を外すと、それを和の頭に被せた。
勿論、僕も同じ様にお布団のカバーを頭から被って、顔だけをチョコンと出した。
「じゃあ、電気消すね?」
「う、うん…」
パチン、と電気のスイッチを押す。
すると、当然だけどお部屋は真っ暗になってしまう。
「よし、じゃあ二人呼んじゃう?」
「いいけど…、こんなの本当に上手く行く?」
「大丈夫だって!」
大体あの二人、普段はイケイケでオラオラのオーラ放っちゃってるけど、実はさ超……だから(笑)
「それよりスマホの準備は大丈夫?」
「うん、ほら…」
和が真っ暗な中でスマホを器用に操作する。
「よぉし、じゃあ二人呼ぶね?」
僕は襖を少しだけ開けて、
「もう入って来てもいいよ」
外にいる二人に向かって声をかけた。
そして大急ぎで和の隣りに立つと、和と同じ様にスマホを起動させて、明るくなった画面を上に向けた。
「ったく、いつまで待たせんだよ」
「潤はまだいいよ、俺なんてコレだぜ?」
二人がブツブツ文句を言いながら部屋に入ってくる。
そう言えば、だけど…
翔くん、パンツ穿いてないかも(笑)