Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第9章 僕達の危険(?)な夜
はあ…
和と二人して真っ赤な顔で項垂れる。
だって考えてもみてよ?
僕達四人は、幼稚園の頃からだと、もう二十年近くお友達だから、そりゃお風呂とかも一緒に入ったことあるし、ちょっぴりおとなになった息子君達の見せ合いっ子だってしたよ?
だから裸を見せ合うことには、なんの抵抗もない。
でもさ…、エッチしてるの見られるのはさ、やっぱり恥ずかしい。
「もお! それもこれも、全部翔くんが悪いんだ」
翔くんが僕の寝込みなんて襲うからいけないんだ。
そうだそうだ、翔くんのせいだよ。
「でもそれを言うなら潤もだよ。いくら智と翔さんのエッチシーン見たからって、何も俺の寝込み襲うことないでしょ?」
うーん、確かに。
ってことは、
『悪いのは翔く(さ)んと、潤だ!』
ふふ、寝込み襲われた者同士、息あっちゃったみたい♪
「ねぇ、仕返ししちゃわない? 僕、いいこと思いついちゃったんだ♪」
「なになに? 教えて?」
「あのね………………むふふ」
僕は和に向かって手招きをすると、少しだけ距離の近くなった耳元に口を寄せて、僕が思いついた計画を話した。
「ね、どう? 面白くない?」
二人の顔を想像しただけで笑いがこみ上げて来る。
「面白そうだけど、でもそんな上手く行くかな?」
ああ、もぉ…、和ったら心配性なんだから…
さっきは潤の上であんなにも大胆に腰揺らしてたくせに…
…って、思い出したらまたムクムクしてきちゃいそう…