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Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】

第9章 僕達の危険(?)な夜


「やだっ…、潤…、そこやだぁっ…」

えっ…?

「嘘つくなよ、“いい”の間違いだろ?」

えええっ…?

もしかして…夢じゃない…の…?

うっそ〜ん…

僕は薄らと瞼を開けて、翔くんの肩越しから声のする方を覗き見た。

そしたらさ、そしたらさ…

信じられないことに、寝っ転がった潤の上に和が跨って、すっごい勢いで腰を振ってるのが見えて…

勿論、暗いからハッキリクッキリとじゃないよ?

でもさ、影だけでも分かっちゃうんだもん。

もうさ、僕ドキドキしちゃって…

翔くんの胸に顔を埋めたんだけど、

「潤…、ああっ…、潤…っ…」

「和…堪んねぇ…」

聞こえて来る声と音だけはどうすることも出来ない。

耳を塞ごうにも、あんまりゴソゴソしたら、二人に気付かれちゃうかもしんないし…

ああ〜ん、僕どうしたらいいの?

こんな時に限って翔くんは寝てるしさ…

あ、でも寝ててくれて逆に良かったのかも。

だって翔くんのことだから、便乗便乗とかなんとか言いながら、僕のことひん剥き兼ねないもん。

そうじゃなくても僕の息子君…

あんだけ大輪の花火打ち上げたのに、またムクムクしてきてるし…

う〜ん、どうしよう…

トイレとかなんとか理由付けて、こっそりヌいてこようかなぁ…

でもそれって不自然…だよね?

ってことは、朝までこのまま?

やだやだ、そんなの僕耐えらんないよ…

僕はそぉーっとお布団の中で身体の向きを変えると、パンツの中に両手を突っ込んだ。
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