Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第9章 僕達の危険(?)な夜
僕は翔くんの鼻息と、ジトーっと見つめる熱視線を感じながら、無心で腰を揺らした。
「あっ…、あ、しょ…くん…、気持ち…いいよぉ…」
「ん…俺…も…」
ふふ、分かるよ?
だって、僕の中の翔くん…すっごく大きくなってるもん。
「ね、僕の…触って…?」
トローンとした目(実際は眠い…)で翔くんを見下ろして、可愛く小首を傾げる。
「お願い♡」
翔くんはとにかく僕のこの仕草に弱い。
その証拠に、翔くんの胸に当てた手のひらから伝わってくる心臓の速さったら…もうありえないんだから(笑)
「いいよ…? だけど…どこに触って欲しいのか、ちゃんと言ってくれないと、俺分かんないんだけど?」
「あん、もう…意地悪…」
僕は翔くんの胸に当てた手を滑らせて、翔くんの手を掴むと、お腹の辺りでプルンプルン揺れる僕の息子君に引き寄せた。
「僕のおちん…ちん…、触って? んで…、ニギニキして欲しいの…。だめぇ?」
当然、僕の最強可愛いお強請りに翔くんが“ダメ”なんて言う筈もなく…
「ここを…こうすればいいんだな?」
僕の息子君を手で包み込んだ手が、マッハのスピードで上下を始めた。
「ひゃっ…、しょ…くん…激し…ぃ…」
僕の息子君が、それこそ今にもパァーンって破裂しそうな風船みたく膨れ上がった。
ああ、僕…もうダメ…
「イクッ…しょ…くん、僕もう…」
「えっ、ちょ、ちょっと待て、俺まだ…」
ダメ、もう待ってらんない!
「あ、あ、あ、あ、あっ…、あんっ…!」
僕は大絶叫と共に、翔くんの手の中に真っ白な花火を打ち上げた。
ああ…気持ちよかった…
「ふふ…、しょ…くん…、さい…こ……………」
「お、おいっ…俺、まだ…」
翔くんが耳元で何か言ってるけどら僕の耳に届くことはなく…
「…おやすみ…」
僕はその一言を残して意識の糸を手放した。