第5章 守るべきものは……?
あれから2日がたって…
すばるくんが買った食材は
すっかりきれいに無くなって
結論を出す日が来てしまった……
食材が無くなる日の夜すばるくんは
「もう…これでほんまに最後なんやな…
もうちょい…時間が欲しかったなぁ…
もうちょい時間があったら
あんを俺の魅力で
完璧に落とせるんやけどなぁ…(笑)」
なんて…
笑いながら"もうちょい"の言葉を
繰り返していた…
でも帰りぎわ
私の手を握りながら…
「明日…19時にスーパーの前で
待ち合わせしよか……?
もし…俺とこのまま
一緒におってくれるんやったら
一緒にまた食材買おうや…(笑)
で…また…一緒にさ
いっぱい笑って…飯食お……?
あかんかったとしても…俺は……
精一杯真っ正面からお前にぶつかったから
悔いはない……
やから明日待ってるからな(笑)?」
そう言って
笑顔で私に手を降った………