第1章 2016.11月11日 【ゾロ】
【オマケ】
ー宴 終わり頃ー
「ねぇ!ナミ、ゾロになって言ったの?!」
あの時ナミがゾロの耳に近付いた時、嫌な予感はしていた。
だけど、ゾロに聞くのは怖い。
「えっ?あーぁ、アレね」
そうそれ!何を言ったの?!
下手な事を言っていないと祈った。
だが・・
「がゾロに欲求不満たって。
触って欲しいって言ってたよって教えたわよ」
「・・・はぁ?」
思考が停止するとはこの事を言うのだろう。
ナミが何を言ったのか理解出来なかった。
いや、理解したくなかった。
「な、何で?!私、そんな事言ってないよねっ!!」
「言った事と同じでしょ?
ゾロが構ってくれないってのは」
違う、違う、全然違うーーっ!!
あれはその、2人でいてくれなくて避けられてる感がしてての意味でナミが言った様な意味じゃない。
断じて違う!
よ、欲求不満とか・・
チラッとゾロを見れば無意識にゾロの唇へ視線がいく。
そして思い出す唇の感触。
ち、違う!
違うはずよっ!!
終わり