第8章 Op.8 After Squall【R-18】
Claude side----
水も滴るいい女
なんて言葉があるが
レオナの姿に自分がひどく煽られているのは
全身ずぶ濡れのせいだけでは
ない気がした。
泣きはらし
赤くなった目で
見上げてくるその瞳。
弱々しいその身体を
征服したい
身体だけじゃなく
心も、何もかも全て
自分のことしか考えられないように
したかった。
「……んっ……んふぅっ……」
レオナは吐息混じりに自分の舌を受け入れている。
それが
「契約」という名の脅しゆえの
仕方なさから来ているとしても
それでも
「クロード無しには生きてゆけない」
そう心から思わせたかった。
心身の絶対服従を
させたかった。
唇を解放してやると
レオナは熱っぽい視線で見上げてくる。
(…いつの間にこんな顔するようになったんだ)
クロードはそのまま
首筋を強く吸い
赤い花びらを落としていく。
撮影だとか、メディアのことだとか
そんなことは一切考えずに
欲望の限り
花びらを散らしていった。
「あっ……あ……ク、クロードぉ…」
レオナが甘い声でもだえる。
クロードはそのまま胸の頂へと唇を落としてゆき
舌でそっとついばんでいった。
「あ…っ……あぁ…っ」
レオナの身体がビクン、ビクンと反応する。
「…ずいぶん、感度がいいな、今日は」
少し意地悪な声でクロードは言う。
「……はぁ……っ」
クロードは二つの頂を真ん中に寄せて
舌で大きく舐めていった。
「……あぁっ!」
ひときわ大きくレオナが震える。
「…あ…クロード…それ…はぁっ!」
いやらしい水音がシャワーの音に混じって響く。
レオナはクロードの頭の後ろに手を添える。
快楽が与えられるたびに
クロードの髪がぎゅっと掴まれる。
「あぁ…っ……ぁ…」
内腿を僅かにこすりつけるように閉じているレオナを見て
クロードは口角を上げた。
「…いつの間に、こんなにいやらしくなったんだ?」
そう言うと
閉じた内腿を無理やりこじ開け
ぬるぬると溢れる蜜壺に指をさしいれた。
「あぁっっ!!」
レオナの身体がびくっと大きく震えた。