第3章 Op.3 家出猫【R-18】
クロードの掠れた声は
レオナの耳元でささやかれた。
その吐息が耳にふりかかり
レオナはぞくりと身体を震わせた。
「…や……だから」
何かを言いかけるレオナを無視して
クロードはレオナの手を掴んだ。
胸元でおさえられていたワンピースは
腰元に降りて
レオナの下着があらわになる。
「…今日、誰のおかげでこうしていられるんだ?」
「…そ、それは……あぁっ……!」
突然耳を食まれて、今まで味わったことのない感覚が全身をかけめぐる。
「大人の落とし前つけさせるって…言っただろ?」
「ク…クロード……ぉっ……」
抵抗しようとするが
クロードから与えられる耳への刺激で
全く力が入らない。
「…それとも、家に帰るか?今から」
レオナの脳裏に家のことがよぎる。
あの家には
もう帰りたくない。
帰ったらもう
二度とどこにも行けなくなりそうで。
「……い、や」
クロードは鼻で笑うと
「…じゃあ、好きなだけここにいろ、その代わり」
レオナの下着のホックを外し下に下ろすと
あらわになった二つのふくらみを
大きな手で包み込んだ。
「や……あぁ……」
誰にも触れさせたことのないレオナの胸が
クロードの手に包まれ、もみしだかれた。
「あっ……や……ぁ…」
クロードは同時にレオナの首筋を食む。
また、感じたことのない快感が全身を駆け巡る。