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【名探偵コナン】【まじっく快斗】本物の魔法使い。

第7章 マイスウィートハート【まじっく快斗】


「まだたたみかけんのかよ!!」
「・・・しかもあれ、合金製ってやつだよ。
100トンの圧力でも大丈夫ってやつ。
どこで丈夫さ追求してんだ、おい。」

・・ド・・・
「・・・何の音だ?」

ドドドドド!!!
まさに轟音という表現が正しい勢いでオレたちからは天井、
実際には廊下の落とし穴に大量の水が流し込まれているという状況。
「だから!どこまでたたみかけるんだよ!?」
「ひょっとして合金製の床部分って水圧対策だったりするのかね?」
そんなことを言っている間にも水位は
すでに膝のあたりにたっしている。
・・・さっきからごしょごしょとがんばって立ち上がりました。
立ったところで男二人がおさまるのがせいぜいの面積しか存在しない。
畳半分くらいかねぇ~。
水位にあわせて立ち上がったところで丈夫すぎる蓋がしてあるほぼ完全密室。
「どこまで俺たちを展示室に行かせたくないんだ?
あのオーナーは。」
「さっきの床に微妙な量の水が溜めてあったのは
ちゃんとトラップが作動するかどうかチェックしたからってところか。
やなあそびゴコロだな。」
「たしかに。キッド(子ども)を名乗る俺としては、いただけないね。」
「ちなみに太古の昔にはまんぼうはちゃんと胴体が長かったらしいよ?どでかいうなぎ?」
「この状況でそういう話ヤメロって。」
「ジョークだよ、ちょっとした。場を和ませるためのね?」

あっという間に轟音とともに
二人の怪盗は水底へとのみ込まれた。
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