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【名探偵コナン】【まじっく快斗】本物の魔法使い。

第6章 一発の銃弾と愛らしさ。


話を聞けば最近、この辺りでの連続強盗。
なんと単独犯ですでに件数は両手じゃ足りなくて
かいを増すごとに逃げ足は速くなる。
使うのは愛用のバイク。
凶器は包丁らしいがあくまでおどすためだけのもの。
実際の凶器は強盗に入った先の人を動けなくするロープが一本。

手口は単純だけど厄介。
まず、いきなり店にフルフェイスのヘルメット姿で押し入り
右手に包丁、左手に 金を出せ。 声を出すな。と書かれたメモを見せる。
見せられた本人は周りの人も巻き込まれるかもとおもい、
ほとんどが何も言わずレジからお金を渡すが
何人かが声をだし、助けを呼んだ。
その場合は手近にいる誰かを人質にとり、ロープで縛りお金を受け取ると解放して逃走。
脅した本人が飛びかかってきた場合、投げ技もどきでふりほどき、本人を拘束。
そして自力で現金のみをつかむと一瞬でロープをほどき、
これまた一瞬でバイクに乗って逃走する。
バイクは毎回違うナンバーが・・おそらく手書きで書いてある。
バイク自体もこれまた犯行ごとに自力で塗り替える。
人間の脳は単純にできているものだ。
犯人の声なんかより逃げる犯人のバイクの色やナンバーを一生懸命覚えようとする。
そうするとあきらかに手書きだとかどこかの部分だけ何色だった、と覚える。
どうやらそれが狙いらしい。
なら、あとはひたすら巡回して警戒する地域を狭めていくしかないわけで。
しかもこの犯人、大金には用がない。
狙うのは小さな店、コンビニにも用がない。
セキュリティが万全な場所にある大金には手を出さない。
警戒心が強い知能犯、ともいえるがセキュリティが怖い小心者ともいえるあるいは両方。
ただ、かいを増すごとに速くなる犯行とバイクのスピード。

それが気になる。

「・・・慣れてきたんだ。おそらく、犯行そのものに。」
『コナン』くんの口調が『工藤』くんに変わる。
今回はどこが狙われたの?
聞いてみればおいしいキャロットケーキが有名のケーキ店だそうで。
「・・・・・許せないわね。」
うーん。
足元見るのこわい。
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