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【名探偵コナン】【まじっく快斗】本物の魔法使い。

第6章 一発の銃弾と愛らしさ。


たちよった家はなかなかに落ち着いた雰囲気の家で猫派であることを前面に出してる感じだった。
・・だって表札にゃんこだし。
お久しぶりです。
いらっしゃい、来てくれて嬉しいわ。
哀ちゃんと挨拶をかわすご婦人はインテリアになじむような
落ち着いた雰囲気の、けれど少し子供心を持っていそうなそんなヒト。
哀ちゃんを見るなり知り合いだというにゃんこは甘えた声で駆けてくる。
赤ちゃんがいるんでしょ、無理しちゃダメよ。
だって。
可愛いいね。

もうすぐ一ヶ月だというその子たちは目もぱっちり開いて
興味しんしんでよたよたしながら足元に集まってくる。
誰の足元って、実はオレ。
ずるい!って言われても。ねぇ?
「・・・ずいぶん懐かれるのが早いのね?」
哀ちゃんはといえばその光景が物珍しいらしくて。
「昔からにゃんことかに興味もたれるらしいよ?
ノラにゃんこに塀の上から観察されるから。しかもしょっちゅう。」
なにそれ。って笑ってくれて。
うーわー。
この光景、録画したーい。
『こにゃんこと哀ちゃん。』てタイトルで。
両手ふさがってて無理だけど。
「あらあら。その子、なかなか抱っこさせてくれないのよ。よかったわねぇ。ゴメラちゃん。」

え?ゴメラ?

今、オレが抱っこしてる子は耳のあたりから額のあたりがうっすら縞模様になっている。
眠くなると縞模様がはっきり見えて、まるでゴメラのように見えるらしい。
「それで名前がゴメラ?」
「まだちゃんと決めてないからあだ名なの。あっちの子はね・・」
エメラちゃんにヤイバーちゃん、エクスカリバーちゃんと村正くんは仲良しで、
いちごちゃんは食いしん坊。
・・・気持ちは分からなくないけれどちょっと不安になったのか、
少年探偵団が名前をつけることになって、次に会いに来る約束をした。
みんな顔が真剣なので安心できる気がする。
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