第3章 キミに会いに。
けどまぁ。
改めて話聞くとすごい話だなこれ。
夜のロンドンの真ん中で、
一世一代の大告白。
・・・もはや九分九厘プロポーズの規模だよね。
その勇気すごい。
「もー!!園子だって人のこと言えないじゃない!!」
と。
なぜか始まる暴露大会。
い心地悪いとか絶対言わない。
ここまでおもしろい展開になるとは、ちょっと思ってなかったかも。
さてさて。
どうやって仲良くなろうかな?
素直になれない、キザな探偵くんとさ。
ケーキバイキングですっかり満足した蘭ちゃんはオレも予想してなかったうっかりをしていた。
・・・毛利さんとコナン君の夕飯。
キレイに忘れられてた二人は、それはもう拗ねていて。
毛利さんは待っていられないとさっさと飲みに行って、
コナン君にはお詫びのオムライスの材料を急いで買ってくるからとしきりに謝っていた。
オレも蘭ちゃんも山ほどケーキを食べているからお腹なんて空いてないけど、
彼女の手料理を食べるオレにどんな顔、見せてくれたのかな?
それだけ気になるけど、好都合。
せっかくのチャンスなんだから。
いいよね?少しくらい。