第3章 キミに会いに。
「えーと。見学っていってもほらっ、大事件とかに巻き込まれちゃう可能性とかもあるし、
危ないことも多いと思うよ、お兄さん。」
ね?と言われてもひたすら可愛いなぁと思うだけですが。
さっきからケーキがほっぺについてますが。
これは現在小学生だからだろうか、それとも高校生に戻ってもこんな感じなんだろうか?
「別に危ないことにつっこんでいくってわけじゃないよ。
見学に来るときはちゃんと連絡するし、
毛利先生の邪魔をしたいわけじゃないから。
できれば空いた時間にこれまでの活躍とか聞けたらいいなってことで、
ちゃんとTPOわきまえるよそこは。
ご家族の時間もあるだろうし下宿とかじゃ・・あ、ちょっと待ってもらえます?」
マナーモードにしておいた携帯が鳴る。
このリズムで震えるのは・・マネージャー?
「はいはい。夢夜くんですよ〜、どうしたのもっちゃん?」
視界の端に?マークを浮かべまくったコナン君たちがいるんだけど
おにーさんは基本的にフレンドリーです。
「うん。うん。えっ?うん。それで?マジにか?マジですか?うんうん。
いろいろおちついてクダサイ。オレ?今毛利先生のとこ。うんそう。あー・・うん。
聞いてみるから。わかったから。なんかさーせん。だからおちついて、頼むから。マジに。」
じゃあ。といって通話がきれる。
いや、オレとしてはあれだけれども!
「・・・前言撤回。」