• テキストサイズ

【ハイキュー】 secret crush

第4章 田舎のコミュニティは狭い


とりあえず、烏野の先生達に挨拶をと思って体育館を覗けば、見知った顔を見つけた。

「えっ?坂ノ下の烏養さん?」

「あー。知り合い?町内関係?コーチやってんだって」

「あぁ…そう…」



烏野商店街…というか、
田舎のコミュニティは互いの距離が近い。狭い。

町内の子は皆家族‼と言わんばかりで、一歩家からでれば「伊藤さんとこの君夏ちゃん」と声をかけられ、世間話に付き合わされる。

同じ年の行成も、町内のおじさん達にお酒を呑もうと誘われてちょっと困ると、ボヤいていた。

良いことも悪いことも、瞬く間に広がる。
プライバシーなんてあったもんじゃない。

そんな、大嫌いなネットワーク。


ふぅーと一つ溜め息を溢すと、


「あの、すみません」

と声をかけられた。



/ 77ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp