第7章 江戸川 乱歩 「両片想い」
『じゃ、買い物行ってきます。』
「はいは〜い。行ってらっしゃい〜」
不気味な笑みを浮かべた太宰がいる…
『…何で。太宰はそんなにも笑ってる?』
「多分、善い結果になるから。」
『はぁ…善い結果ね。』
「何してるの!僕を待たせるの!」
『解りましたよ。』
笑いながら乱歩さんに云うと
「行ってらっしゃ〜い。」
と先程と同じ笑みを浮かべた太宰が云った
善い結果の意味は判ってた
私達の関係の事だろう
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「じゃあ、僕の好きな物いっぱい購ってくれるんだよね?」
と乱歩さんはニコニコしながら云う
『仕方ないからね。』
と私も笑みを浮かべて云う
仕方ないの意味は……ま、今云う事でもないか…
「じゃあ、コレとコレとあ、後コレも!」
『…どんだけ購うの。』
「何か文句ある?」
と云うけども…
乱歩さん、私のお金で購ってるんだからね
何て云える訳なく
『無いです。』
としか云えなかった