• テキストサイズ

1432

第7章 江戸川 乱歩 「両片想い」


『はぁ…頭重たい。』

「んぅ…」

『何でそんなにも夢中にさせちゃうかな。』


無意識に私は乱歩さんの頭を撫でてた

「何?寝れないんだけど。」

『…御免。もう少しでこの本読み終わるんですけど。』

「終わったら起こして。駄菓子買いに行く。」

『はいはい。』


なんて云いながらも私の心の中は終始ドキドキしていた

ま、乱歩さんには絶対に云わないけどね


でも…ドキドキするのも乱歩さんだけ……


『乱歩さん…?読み終わったよ。』

「ん…」

『自分で起こしてとか云いながら起きないんですか?』

「解ってるって…けど、膝の上は居心地がいい…」

そんな事云う乱歩さんを少し験したくなった


『そうですか。じゃ、折角…私が乱歩さんの為に駄菓子いっぱい…』

「ほら、早く行くよ。」

『そう云うと思ってました。』



矢っ張りだ…

いくら頭が良くとも駄菓子の事となると行動が疾い
/ 90ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp