第9章 5日目の好色
夕方に戻った時には既に荷物が届いていた。
ルルさんは一つ一つ丁寧に梱包をあけ、服と箱を分けて置いていた。
そしてドレスをしまうと、最後にあのワンピースを出して眺めていた。
「とても似合っていましたよ。また着てみますか?」
「…っ!あ、ありがとうございます……。
今はいいです…。」
恥ずかしそうに彼女はそれをまたしまった。
「ジェイドさんの、瞳の色みたいで、とても綺麗で、惹かれたんです。」
ルルさんはふんわりとした笑顔でそう言う。
あまりにも穢れなく見えたその笑顔に、きゅっと下腹部が熱くなった。
「やはりもう一度着ましょう。
そのまま外で食事しませんか?」
「…え?いいんですか…?」
期待してしまいそうな、戸惑った表情はとても美しい。
「勿論ですよ。」
「じゃあ、着替えてきます。」
「お手伝いしますよ。」
「っ!!結構ですっ!」
「ご遠慮なさらずに。いつも見ていますから大丈夫ですよ。」
ルルさんの言葉を半分無視して一緒に寝室に入る。
「え、いや、でも……」
準備しながら真っ赤に焦る彼女。
背後から少しずつ距離を詰めてやがて追い詰める。
「さぁ、脱いで…。」
耳元で吐息混じりに囁くと、肩がひくりと揺れた。
壁を向いている彼女の背後にくっつき、今着ている服のファスナーをゆったりと下ろしていく。
爽やかなレースの下着が見える。
肩から袖を外し、下にパサッと落ちる音がした。
「…ひっ…!」
ひんやりした空気に晒されて驚いた彼女が悲鳴をあげて、急いで身体に手を這わせて隠そうとする。
「はっ、恥ずかしいです……!」
「見えませんよ、何も。」
「うそっ!」
羞恥で涙を携えた瞳が一瞬私を見据え、恥ずかしそうにまた壁に戻された。
寄せられた形の良い双丘を後ろから手のひらでそっと包み、柔らかさを楽しむ。
コルセットの紐がその度に揺れて、感じている彼女の反応を的確に表現していた。
「…んっ、ジェイド、さん、わたし……っ!おきがえをっ……!」
「はい。」
「やっ、そこ、そんなにされたらっ!あっ!」
双丘の飾りを指先で優しく捏ねる。
「ひぅっ、あっ、んっ……っ!」