第7章 4日目の嫉心
「私も、今わかりました。貴女に対する庇護欲、奇妙な黒い気持ち、暖かくなったり、不安になったり。」
「…?」
「これが、他人を好きになるということなんですね。」
私は聞こえないようにそう呟き、天をしっかり見据えている自身を、上に跨がっている彼女に侵入させていく。
私の鎖骨から肩にかけて、白くて小さな手がきゅっと力を入れて、その圧迫感に耐えているのがわかる。
「…んっ、くっ……」
と止めた息からもわかる辛そうな声は、ますます煽っていくばかりで、思わず腰を掴んで最奥まで貫く。
ミシミシと中が広がっていくのと、その摩擦はあまりにも大きい快感で、思わず肌が泡立つ。
「いやぁっ、まっ、まって…!あっ!」
中の良い所を擦りあげると、呆気なく甘い声を上げて痙攣した。
「待てませんよ?」
「…っ!ま、まっあっ!や!変になったばっか、りっ!あっ!あんっ…!」
軽い身体を持ち上げては落とし、それを繰り返して、しつこく何度も一点を攻撃する。
頬が染まり、涙を流し、快感に打ち震える。
征服欲が満たされるのを感じると、私も限界が近かった。
こつこつと打っている奥に入口を見つけると、先端でこじ開けた。
「…!?や、まって、そこ、そこっあっだめ、あああっだめですっ!」
「何がダメなんですか?」
「やぁぁぁ!おかしくなっちゃうっ!!あっあっ!!!」
「くっ……」
いっそう引き締まった中にそのまま欲望を吐き出す。
まだ吐精を続ける合間、また深く口付け、指を絡めるように、縫い止めるように繋ぐ。
きゅっと反応したように締まるのが切なく、脳の奥に痺れるような感覚が巡っていった。
「…はぁっ…。」
快感に溺れているルルさんは、熱いため息を吐くと、うつろな目で天井を見上げた。
ベッドに下ろすと、息つかぬうちに繋がりも解放せずに、ぐっと腰を打ち付けた。
「ひぁぁぁぁぁっ!」
達したばかりのルルさんは敏感なそこをまた痙攣させる。
「…今日は私が満足するまで、お願いしますね。」
「む、むいでふ……っ!」
怯える顔でそんなことを言われても、煽られるだけ。