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互換性パラノイア【TOA】【裏】

第46章 旅行3日目


旅の疲れか、慣れなかった移動のせいか、ルルさんはうとうととしてそのままベッドで眠っていた。
月が登り始めた海を眺めて、何となく昔のことを思い出していた。
私のしていたことを知っても彼女は受け入れてくれるだろうか。
今更な不安がふとよぎった。
どういう研究をしていて、どんなことをしていたのか。
夢中だった時は気付かなかったことがたくさんあった。
城に戻ったら少しずつでも話していこう。
言わないまま結ばれるのは私の中に罪悪感があった。
こんなことを言ったら陛下は驚かれるだろう。
驚いた幼馴染みの顔を見るのも少し楽しみだ。
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