第42章 旅行1日目
「ジェイドさぁん。」
ふらふらとしながら声をかけられる。
いつもの白い肌が色付く。
「ん……あっつい…。」
彼女はネグリジェの上に羽織っていたガウンをさらっと床に落とす。
「大丈夫ですか?」
脈と額に手をあてると、冷たさからか少し悲鳴のような声が上がる。
身体はすっかり火照っているようで、そっとベッドに横たわらせた。
若干心配で、一緒に横になる。
「寝ましょうか。
気持ち悪くなったらいつでも言ってくださいね。」
「やだ!」
「やだ?」
「まだ、寝たくない……。」
きゅっと私の着ている物を掴まれる。
「いつもみたいに、して…。」
「これはこれは……人前で飲ませてはいけないタイプの酔い方ですね。」
くすくすと笑いが漏れる。
やわやわとキスをしながらネグリジェ越しに肌を触るとじれったそうに快感に悶える。
「んん……ふ……ちが、直接さわってぇ…。」
独りでに着たばかりの物を脱ぎ捨てて、下着のみの姿になった。
「絶対に陛下の前で飲まないで下さいよ…。」
呆れつつ、そんなことを言うと、彼女は私の膝の上に乗る。
「大丈夫ですぅ。」
「そんな風には聞こえません。」
私の羽織っている物を脱がせ、器用に下の自身を片手で出す。
普段の彼女からはとても想像のできないものだった。
指と指の間で擦られ、あっという間に天を向かされる。
主導権を握られるのは、嫌ではなかったが、まるでいつもと違う彼女は面白く、ゆっくりと観察してしまう。
裸の上半身に彼女の胸元がぴったりとくっつき、熱い身体を直に感じる。
私の身体に舌を這わせて緩やかに胸元の飾りに刺激を与えてくる。
手は器用に自身を擦り上げる。
「…ルルさん、そんなにいやらしかったんですか?」