• テキストサイズ

互換性パラノイア【TOA】【裏】

第39章 62日目の修復


「手を、ほどいてください…。」
手首が赤くなってしまった。
繋がったまま、タイをほどいて解放してやると、腕をすぐに首もとに回された。
「ずっと……こうしたかったんです……。」
「ふふ、そうですか。」
幸せな笑みが自分から勝手に落ちてしまった。
恥ずかしそうに顔を反らそうとするのを自分の手で止める。
行き場の困った視線が、私の顔に注がれた。
「可愛いですね。」
「や、見ないでください……。」
ぎゅっとまた目を瞑ると、長く目の縁を彩る睫毛に涙がたまる。
「もう、イっていいですか?」
中で少し大きくなった自分自身に限界を感じた。
彼女がこくりと首を縦にした瞬間に、また熱くたぎった楔を打ち付けた。
「ああっ!あっ、あっ…、やぁっ!!」
「…っ、いいですよ…気持ちいいです。」
絡ませた腕と脚に力が入った。
「や、や、いっちゃ、いっちゃぅうっ!!
ひぁぁぁぁ!!!」
「くっ……私も…っ」
痙攣していく中に絞られて、私は奥の入り口に解き放った。
凄まじい快感に頭が真っ白になっていく。
抜いたそこからこぽりと音を立てて、どちらの物かわからないのが溢れた。
「…ああっ…」
まだ肌が敏感なままのルルさんは、その感触にまた身震いをする。
すっかり気だるい事後の感覚に落ちているが。
「ルルさん、もう一度、よろしいですか?」
と笑顔で聞いた。
/ 344ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp