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互換性パラノイア【TOA】【裏】

第32章 59日目


「や、まだ、お昼…っ…。」
優しく唇を塞がれ、舌を入れられる。
「……ふっ…ん…」
吐息が漏れるほど、角度を変えて何度も絡めて、身体がじくじくと熱くなる。
いつもと違うジェイドさんの香りに戸惑いが隠せない。
目を瞑ると、まるで別の人に触られているみたいで怖い。
でも、口付けする時の呼吸や唇の感触は、いつものジェイドさんで、段々と頭が麻痺してくるのと同じように、段々誰に何をされているのかわからなくなる。
「…やっぱり、いつものジェイドさんがいいです…。」
「今の状態では満足していただけませんか?」
「そ、そういうつもりじゃないんですけれど、匂いが、ちが……あっ!」
「なるほど。動物は昔から相手を匂いで判別しますからね。ルルさんは野性的ですね。」
「やだ、ちがっ……」
ジェイドさんは、私をからかうように言うと、太股をやわやわと触りながら舌を這わせる。
ぞわぞわとしながら、身体が熱くなっていく。
「やぁ、やめて…っ…!」
しっかりと固められたいつもと違う髪を押し退けようと触る。
そこだけ別人みたいで、怖くて鳥肌が立つ。
背中にあたる壁が一層冷たくなった。
「やだ、やめ、あっ…!」
「どうしましたか?」
「だって、違う人が、触ってるみたいで……」
上がる変な声の中で息をつきながら言った。
ジェイドさんは私の真ん中に舌を移動させながら、
「私ですよ?」
といつものテノールで言う。
「やぁぁぁっ!」
触りかたや舌にいつもと同じに感じるのにやはり別人にしか見えない。
「貴女のイイところは、全部知ってますよ。」
指が1本、2本と入れられて、一点だけを擦られる。
「ひぃっ!!そこ!そこだめぇっ!!」
じゅわっと溢れて太股を伝っていく。
「気持ち良さそうですねぇ。」
ジェイドさんは自分の指を見せつけるように舐めて、笑いながら私をからかう。
「ぁ……ごめんなさい、お洋服が……。」
「気にしないでください。」
立てなくなった私は、ずるずると壁伝いに下がって床につく。
はぁはぁと荒い呼吸が治まらない。
一度達した中がひくひくと震えて形を求めている。
お腹の奥がきゅんとしていて、次から次へと欲しがる。
「入れましょうねぇ。」
子供をあやすようにジェイドさんはそういうと、スラックスを寛げて取り出した。
割れ目に這わせてそのまま中心にゆっくりと収められていく。
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