第9章 BB
もぞもぞ動く謎に、
布団をめくると望が寝ていた。
「いや、なに寝てんの望」
望「んん…?おはよ」
当たり前のようにふにゃりと笑った望。
ぎゅうっと抱きついて
また二度寝しようとするから
「ちょっと!寝ないで!」
頭を叩いて起こす。
なんで望がここにいるの?
昨日はちゃんとおやすみ〜って言って
それぞれの部屋に入ったと思うんだけどなぁ
もしかして夢遊病なのこの人…。
流「おはよ〜、ってなんで望おるん?」
まさか夜這い?
とニヤニヤ笑いながら
私達を見る流星くん
「嘘でもそれはない、助けてよ」
流「望〜」
望は濵ちゃんか流星くんの言うことなら
わりとちゃんと聞くんだ。
でも今日に限って望は無視する。
流「反抗期?」
「抱きついて離してくれない」
流「ええ。寝とるし」
気持ち良さそうに本当に二度寝してる望。
むかつく…。
「ぅんん!望ー!」
望「まだ眠いんやけど…」
「今日は大毅と約束あるから」
望「えー俺より大事なん?」
「あんまり駄々こねると大毅が来るよ」
ガチャ
大「ふぅーーうぇーいっ!おはよー!」
ほら来た。
あんまり遅いからやつが来た
流「おはよしげ」
大「ええ何やっとるん?楽しそ、混ぜてや〜」
うぇーいっと、
ベッドにダイブして来る大毅
「う゛っ…」
重いしダイブして来る場所考えてよ…
大「望〜はよ起きろ〜朝やぞ」
望「…しげ…重っ…重い退け…」
大「んはっはっはぁ、起きるかぁ?」
望「起きる起きる…やからはよ退いて!!」
しげのウザ絡み恐ろしい。