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あなたと愉快な仲間たち

第7章 大喧嘩




事件は起きた。

智「、おはよ、」

いつも起こしに来るのは流星くんなのに、
今日に限って智くん。

「…ん?りゅ、せくんは…」

智「まあええやん。たまには俺でも」


ほら早よ起きて着替えろ、と
無理やり起き上がらされる

流星くんならもっと優しく…と

ちょっと不満に思いながら


ハンガーにかかった制服を取る。


智「部屋の外におるから」

「ええ?いいよ、すぐ着替えるから
リビングで待ってても」


ええから。

そう言った智くん、
なんだかいつもと様子が違う。


「あ、そう…。分かった」



すぐ着替えて部屋を出ると

何故か流星くんと智くんが
睨み合っていた


「ど、ういう状況…かな?」

はは、と誤魔化すように笑うと

2人は無視して睨み合う
やめてよ朝から…


望「…んな。どしたん、2人」


寝起きのため声がカッサカサの望が
眠そうな顔で部屋から出てきた

相も変わらず寝癖ひどいな…

「分からない、部屋出たら…これ。」

望「…ふーん。まあええわ、早よ飯食お」


眠い眠い寒い寒い〜、と
連呼しながら制服を手に降りてく望。

あいつ…。


智「なんなん?文句あるなら早よ言えや」
流「なんでお前が起こしに来とん」
智「別にええやろ」
流「俺の役目なんやから」
智「それは誰もやってへんかったからやろ?
やろうとすれば俺やなくても望やってやったやろうし」


望は無理でしょ

さっきみたいに寝起きボケっとしてるし
早起き苦手そうだし。


「ね、ねえ!良いじゃん。起こすのは!
そんな揉めるなら私、自分で起きるようにするから」

そう言うと黙り込んで俯く。

智「ごめん、早よ飯食べんとな。遅刻するし」

そそくさと行ってしまう智くん。


流「…なんなん、あいつ」
「流星くんも。イライラしないで」
流「ごめん。あとでちゃんと謝るから。
だから嫌わんといて」
「そんな事で嫌わないよ」

ほんまに?

とぎゅうううと抱きしめる流星くん。


「ほら早く行こう」

流「うわ〜朝もっと早く起きればなあ」

「まだ言うか」











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