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あなたと愉快な仲間たち

第5章 くっつけよう!大作戦





土曜日の朝、事件は起きた。



ドタドタドタドタ…


廊下から聞こえる、
恐らく望か大毅のうるさい足音。


無視しよう。





ドタドタドタドタ…ドタドタドタドタ…


うるさいな。


「しずかにして!」

部屋を出て注意すると、
望がおはよ!と元気に挨拶。

おはようじゃないんだよ。

このジャイアントベイビーが。



「なに走り回ってるの」
望「みんな起こしたろ、思って」
「やめてよ迷惑」
望「でも起きたやろ?」
「起きたけど怒られるよ望」


そう言った途端に寝起き最悪な智くんが
部屋からゆっくり出てきた。

纏ってるオーラがとてつもなく怖い


智「朝からうるっさいねん…」


さらに巻き舌とくれば、
さすがの望もびびるようで。

智「休みの日ぐらい静かにせえよ…ぁあん?」
望「ひぃい…」
「智くんおはよー」


殺意を感じたので割って入れば、

ぱぁっと不機嫌オーラも消えて
いつものオカンな智くんにもどる。


智「おはよ。朝飯作らな〜」
「フレンチトースト食べたい」
智「ええで〜」


るんるんでリビングへ行った智くんを
ガタガタ震え見送る望。


この日、改めて
休みの日は静かにしようと
心に決めた望なのであった。




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