第4章 喧嘩
はろー!安田やで!
ちゃんには、
章ちゃん、友香ちゃん望からは
ヤスとか安田とかって呼ばれてるで!
そんなことはどうでもええねん…。
望「……。」
望が絶賛落ち込んどります。
なんでかは…まあ…、
ちゃんと望を見たらわかる。
喧嘩やなおそらくじゃなくても。
『あの2人、よう喧嘩するよな』
章「ほんまやなあ、仲ええ証拠や」
いつも喧嘩すれば、
ちゃんが怒って無視しとって
望が機嫌取ろうと絡みに行っとる。
今回やって、たぶん、
家を出る前からそうしてるのに
一向にちゃんの機嫌は直らん
それどころか不機嫌さが増しとる気がするねん
望「ヤスぅ〜!助けてぇぇ…」
章「何したんや今回は〜」
望「分からへんねん、それが…」
『あれちゃう。女の子系』
望「ほえ?」
『それでいつも怒らしとるやろあんた』
望「まさか、」
章「あると思うで?望のファンってさ〜?
結構キツイの多いもんな、性格とか」
望「ファンって、アイドルちゃうねんぞ俺」
章「ほぼファンやん、目合って悲鳴とか」
『たしかに』
望「…」