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あなたと愉快な仲間たち

第15章 独占欲と喧嘩





照「せやからあ、ここはこうなんの!」
大「なるほど!わからへん!」

えへへへ〜とヘラヘラ笑う大毅に
照史くんは呆れたように頭を叩く。

照「ちゃんと講義受けとる??」
大「受けてるで!落書きしとるけどな!」
照「単位落としても知らんで俺…」

珍しく大毅が勉強してるのは、

もうすぐテストがあるかららしく
暇だった照史くんとっ捕まえて教えてもらってる


高校生組の3人は、

女の子たちと遊びに出かけていて


淳太くんはお仕事で昼に帰るらしく、
濵ちゃんは大学に用事で少しお出かけ。


暇な私はすることもなく、

ただテレビ鑑賞していた




照「お前に勉強教えてたら
俺まで阿呆になりそうやわほんまに」
大「アホのが人生楽しいで〜うぇーいっ」
照「飽きたからって遊ぶな、ほら次や」
大「うわあーもういやや」
照「あ!こらしげ!!!」


勉強に飽きてしまった大毅は、

ソファーでくつろぐ私の元に来て
隣にぼすっと座る。


「うわ」

大「暇やろ?構ったろか」
「いいよ、勉強してきなよ」

単位落として怒られるの大毅だというのに、
なに呑気に構ってやろうかなんて。

せっかく勉強教えてあげてた照史くんも、

呆れて携帯いじり始めてるし。
こいつやばいんじゃないか??



大「勉強してたら余計にアホになる」
「もうアホだからこれ以上ならない。大丈夫」
大「なんなん、冷たない?」

ぶう、と唇尖らせる。

大「小瀧たちがおらんから??」
「ちがうよ」
大「濵ちゃんがおらんから?
あ、淳太に構ってもらえてないからか!」


かわいそうに〜、と
赤ちゃんをあやすみたいな口調で

話しかけてくる大毅


「もうウザイ、大毅キライ」
大「ぃえええっ!?嫌いはあかんやろー!」
「うるさい話しかけないで」
大「照史〜!!がいじめる〜!!」

照「ウザ絡みしとるからそうなんねん」



戻って来いと

再び勉強に戻る大毅。




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