第2章 日常1
朝が弱い私は、いつも流星くんに
起こしに来てもらっている。
流「起きてる?」
控えめな声にゆっくり目を開くと、
嬉しそうに微笑む流星くんの顔
「昨日、眠れなかったの」
流「顔が疲れてるもん、大丈夫?」
「大丈夫、ありがとう〜」
高校1年生になってもなお、
私は流星くん達の過保護さを受けている。
例えば起こしに来るのも、
そもそも目覚まし時計とかを買って
くれればいいのに流星くんが
起こしに来たるって言って始まったもの。
智「おはよ〜、ご飯出来とるからはよ食べや」
ここでの家事全般は智くんの役目。
お母さんみたいなんだよね
お弁当だって作ってくれるし、
こうやって毎日三食作ってくれる。
「望は?」
望は私と同い年の高校1年生。
無駄に背が高くて、
びっくりするぐらい老け顔(悪く言えば)
智「寝とるんちゃう?」
流「えー。また遅刻やん」
「普段は寝坊する流星くんには
言われたくないと思うよ望だって」
そう、彼は元々ねぼすけだったのだ。
だか私を起こすという役目からか
寝坊はしなくなったんだよね
大「おはよーー!おはよおはよ!!
いや〜晴れた日に目覚めの良い朝!」
ぎゃはは〜、と騒ぎながら
起きてきたのは大学1年生の大毅。
小学生すぎて本当に大学生か疑う。
「いや、うるさいし。」
大「えーー!元気なだけやん!!」
智「それがうるさいねんて」
一番鬱陶しい人です