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俺たちはMedical worker

第3章 ボディメカニクス


文化祭中も沢山俺たちのバンドを売り込むことができた。そして文化祭後俺は書いた歌詞をさやに見せた。
「2曲もあるんだ・・・。」
「ああ、アンコールだしな。一応2曲あった方がいいだろう?」
俺は頷いた。
「わかったわ。作って来るわね。」
さやは俺から歌詞を受け取り笑顔で言った。
「あんなにやる気出なかったさやがすごい乗り気じゃん。」
結城が驚いて言った。
「私もこのバンドに賭けてみようかと思って。」
「えっ?」
さやの意外な言葉にみんなは顔をも合わせた。
翌日、俺は朝7時に起床した。そしてテレビをつけると俺らの大学が紹介されていた。
「待てよ!俺らの大学じゃん。」
文化祭の様子が流れ俺らのバンドが少しだけ映っていた。
「すげー!」
早速学校でそのことを話して見たらみんなが”見たよ”と言っていた。
「全国区に知られちゃうなんて凄いわよね。」
「有名になる第一歩だ!」
そう思うと少し嬉しかった。
「あっ、そうだ。昨日の曲できたわよ。」
「おわっ、早いな。」
昨日俺が渡した歌詞にさやがもう曲を作って来てくれたのだ。
「ありがとう。早速練習しようぜ。」
「おー!」
俺らは大学の帰りに楽器店に立ち寄りスタジオで練習させてもらった。
「最初だから中々音がそろわねえな。」
悠人がドラムを叩きながら呟いた。
「仕方ないって。最初は誰だってそろわないでしょ。」
さやがシンセサイザーを弾きながら言う。
「あーどうせならミニアルバムとか作りたいな。」
俺はふと考えていたことを口にした。
「いいんじゃない?」
意外にもみんなが賛成してくれた。
「えっ?いいの?それじゃあもっといい曲作らないとな。」
「路上ライブもやろうぜ。」
結城が良い提案をしてくれた。
「でも大学に支障がないようにしないとね。大学は卒業してもらわないと困るわよ。」
さやの言葉にはいつもトゲがあるなあ。
「確かにそうだな。じゃあ大学を卒業が目標ってことで両立していこう。」
こうして話はまとまった。
そして俺とさやで作った曲は以下の通りである。
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