• テキストサイズ

とある本丸のとある恋物語【刀剣乱舞】

第12章 甘い贈り物【加州清光】


【清光】

「ただいま主~、帰ってきたよ!」

遠征から帰ると、いつも出迎えてくれる主の姿はなかった。

「お帰り、お疲れ様」

出迎えに来たのは燭台切と長谷部。

「ねえ、主は?」

「主は今、取り込み中だ」

「ちょっと手が放せなくてね…」

「ふーん…」

珍しい…

いつもは忙しくても来てるれるのに。

そんなに忙しいんだ。

「堀川、主が遠征報告は後にしてくれと…」

「そうですか。分かりました」

長谷部が部隊長だった堀川に声を掛けた。

「皆、お風呂に入っておいで…」

燭台切に言われるまま、俺たちはそのまま浴室へ向かった。

「なんかいい匂い…」

その途中、どこからか甘い香りがした。
/ 98ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp